ビジネスのグローバル化が進む中、名刺やプロフィール、SNS(LinkedInなど)を英文表記にする機会が増えています。そこで今回は、私自身の肩書きでもある「事業承継士®︎|後継者育成講師」を海外のビジネスパーソンに向けてどのように表現すべきか、その最適な英訳について考察してみたいと思います。
1. 「前さばき資格」との役割分担と英訳のポイント
「事業承継士®︎」は日本独自の民間資格であり、その価値を英語圏で正確に伝えるには一工夫必要です。ここで意識したいのが、一般社団法人事業承継協会が認定する資格体系において、最初の窓口や診断を担う「前さばき資格」として位置づけられている「事業承継プランナー®︎」との表現の切り分けです。
一般的に資格を英訳する際、「Planner(プランナー)」という単語は非常によく使われます。しかし、すでに「プランナー」が大切な役割を持つ資格として定義されているため、今回はその次のステップを担う専門家(=士)としての重みや、経営のトップレイヤーに深く関わる役割であることを明確にする必要があります。
2. 公式として最もふさわしい英訳表現
これらを考慮した上で、お互いの役割分担を綺麗に反映しつつ、コンサルティングのプロとしての格が伝わる最適な英訳がこちらです。
Certified Business Succession Consultant®︎ | Successor Training Lecturer (認定事業承継コンサルタント®︎ | 後継者研修講師)
3. 翻訳のポイントと選定理由
この英訳には、プロフェッショナルとしての見せ方にいくつかのこだわりが詰まっています。
- Certified(認定・公認): 単に自称しているのではなく、一般社団法人事業承継協会の認定資格であることを明確に示し、信頼性を担保します。
- Consultant(コンサルタント): 窓口となるプランナーのバトンを受け継ぎ、実務においてより深く伴走・解決する上位の専門家(士)であることを伝えます。
- Successor Training Lecturer(後継者研修講師): 「育成(Development)」よりも、より実践的な教育や講義を提供する役割であることを「Training Lecturer」として端的に表現しています。
4. おわりに
肩書きは、自分自身が「何をする人か」「どのような価値を提供できるのか」を瞬時に伝えるための重要なコミュニケーションツールです。それぞれの資格が持つ素晴らしい役割や本質が、言葉の壁を越えてしっかりと伝わる表現を選びたいものです。

