皆様、こんにちは。
エメラルドビュー事業承継設計支援事務所所長、事業承継士®︎の今井 光です。
前回のコラムでは、「なぜ54歳にして『事業承継士®︎』になったのか」と題し、この資格との出会いや、私が事業承継という世界に魅了された理由についてお話ししました。
今回は、その延長線上にあるもう一つの専門分野である**「相続設計コンサルティング」**についてご紹介いたします。
相続と事業承継は、切り離して考えることはできません。
事業承継のご相談をお受けする中で、私がいつも感じることがあります。
それは、
「事業承継の成功は、相続設計の良し悪しに大きく左右される。」
ということです。
経営者が長年かけて築き上げた会社も、ご家族への想いも、相続に向けた準備や方向性が十分に整理されていなければ、思わぬ誤解や対立を招くことがあります。
だからこそ私は、会社の未来だけではなく、ご家族の未来まで見据えた**「相続設計」**が重要であると考えています。
「相続設計」とは、未来へのランドデザインです。
一般的に「相続」というと、
- 遺言
- 相続税
- 遺産分割
- 名義変更
といった手続を思い浮かべる方が多いでしょう。
もちろん、それらは大切です。
しかし、本当に大切なのは、
「誰に、何を、どのような想いで承継するのか。」
という全体設計です。
私は、この全体像を描く仕事を**「相続設計」**と呼んでいます。
相続設計とは、単に財産を分けることではありません。
ご本人の価値観、ご家族への想い、ご家族同士の関係性、事業の将来、そして次世代へ受け継ぎたい理念までを見据えながら、円満な承継への道筋を描くことです。
私の役割は、「設計者」であり「伴走者」です。
事業承継士®︎は、法律・税務・経営・家族関係など、多様な視点を俯瞰しながら、承継全体をデザインする専門家です。
法律手続や税務申告、登記、遺言書の作成などは、それぞれの専門資格を有する弁護士、司法書士、行政書士、税理士、公証人などが担います。
一方、私の役割は、
「何を、どのような順序で、誰と進めていくべきか。」
という承継全体の設計を行い、ご本人やご家族の想いを丁寧に整理しながら、必要に応じて各専門家と連携し、承継プロジェクト全体に伴走することです。
私は「書類を作る人」ではありません。
未来を設計し、その実現に向けて伴走するコンサルタントでありたいと考えています。
相続設計コンサルティングでお手伝いできること
私は、次のようなご相談を承っております。
- 相続設計コンサルティング(相続全体のランドデザイン)
- 事業承継設計コンサルティング
- 公正証書遺言 本人伴走サポート(設計コンサルティング)
- 家族会議ファシリテーション
- 後継者・相続人との対話支援
- 弁護士・司法書士・行政書士・税理士など各専門家との連携・コーディネート
なお、私がお引き受けする**「公正証書遺言 本人伴走サポート(設計コンサルティング)」**は、遺言書の作成、法律判断、代理その他の法律事務を行うサービスではありません。
ご本人の想いやご家族への願いを丁寧に整理し、相続全体の方向性や論点を可視化するとともに、公正証書遺言の活用を希望される場合には、必要に応じて公証人や弁護士、司法書士、行政書士、税理士などの専門家をご紹介し、承継プロジェクト全体が円滑に進むよう伴走・コーディネートいたします。
私は事業承継士®︎として、法律手続そのものを担うのではなく、ご本人の意思を尊重し、その想いが確実に未来へ受け継がれるよう、設計者として、そして伴走者としてご支援いたします。
相続は「手続」ではなく、「未来への準備」です。
相続は、亡くなられた後に始まるものではありません。
ご本人が元気なうちに、ご自身の意思を整理し、ご家族と向き合い、将来への備えを始めることが何よりも大切です。
その積み重ねが、ご家族の安心につながり、円満な事業承継や相続へとつながっていきます。
最後に
相続も事業承継も、一人の専門家だけで完結するものではありません。
だからこそ私は、事業承継士®︎として、各専門家をつなぎ、ご本人やご家族の想いを未来へつなぐ**「承継プロジェクト・コーディネーター」**として、その全体設計と伴走支援を担ってまいります。
財産を承継するだけではなく、想いを承継する。
そのためには、手続きの前に「設計」があります。
そして、設計には、ご本人に寄り添い、ともに未来への道筋を描く伴走者が必要です。
私はこれからも事業承継士®︎として、
企業の未来を設計し、ご家族の未来を設計する。
その使命を胸に、一つひとつのご相談に真摯に向き合ってまいります。
