人生の後半戦を支える、3つの「貯め」

コラム

人生を豊かに、そして確かなものにするために、僕には「これだけは外せない」と考えている3つの「貯め(蓄え)」がある。

まず1つ目は、言わずもがなの「お金の貯め」である。

経済的な基盤がなければ、そもそもスタートラインに立つことすら難しい。人生で何かを選び、何かを実現するための「自由」を支えてくれるのが、この現実的な原資である。

2つ目は、「人脈の貯め」である。

人との良好なつながりは、人生最大の無形資産かもしれない。現代社会において、すべてを一人で成し遂げることには限界がある。信頼という絆で結ばれた人間関係は、ときに自分を思いがけない高みへ導き、苦しいときには静かに支えてくれる。そして、その積み重ねは巡り巡って、自分自身の成長や成功へとつながっていく。

3つ目は、「経歴・知識・技術の貯め」である。

ここには学歴や資格も含まれるが、何より重要なのは「実を伴った実践的なスキル」である。時代がどれほど変化しても、自分自身の価値を支えてくれる確かな武器。それが、この3つ目の「貯め」だと考えている。

僕は、この3つの「貯め」は、できれば「55歳まで」にしっかり築いておくのが理想だと思っている。

「人生は何歳からでもやり直せる」という言葉を耳にすることがある。それは決して間違いではない。しかし現実には、年齢を重ねるほど体力も気力も少しずつ減っていく。高齢になってから、この3つをゼロから同時に積み上げるのは、想像以上に大変なことだろう。

もちろん、大富豪や特別な成功者を目指す必要はない。

55歳までに築いた「お金」「人脈」「経歴・知識・技術」という3つの「貯め」を土台に、大切な人たちと穏やかで、少しだけ人並み以上に豊かな時間を過ごす。

もしそんな人生を送ることができたなら、それは十分に「成功した人生」と呼べるのではないか、と僕は考えている。

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